行政や大手企業から委託された排水処理施設(浄化槽・制御設備・機器/装置類)の予防安全、点検・保守など行政から委託された「コミニティ・プラント」「農業集落排水処理施設」や大手民間企業の工場内にある排水処理設備(浄化槽など)の維持管理・メンテナンスを担当いただきます。
排水処理施設の点検・メンテナンスは施設の規模によって月に1回~週1回まで様々です。
水質の測定や機器類の点検など、仕事を行う工程は変わりませんが作業時間が異なります。
大型の排水処理施設の場合は敷地が野球のグラウンドほどの大きさがあり、点検に半日以上かかることもあります。
================維持管理・メンテナンスの主な仕事================◎水質測定施設に送られてくる「流入水」、処理槽内の「生物反応槽水」、処理後の「放流水」の水質を測定します。
正常な水質であるかをいくつかの検査で確認します。
・酸素濃度の測定
・残留塩素の確認
・水素イオン濃度の確認
・色相/透視度の確認
・微生物量の測定
ほか◎機器の調整や点検施設内のほとんどの機器・設備は自動制御されています。
そのため、制御室にある制御設備の電流値の確認・調整をします。
水質測定の結果により、空気を送る量や時間、汚泥の引き抜き時間や返送量などを変更し、槽内の環境を調整します。
上記のほか、「点検結果報告書」を作成し、お客様に提出します。
◎設備の確認ポンプやブロワ、攪拌(かくはん)装置など、設備が正常に動いているかを確認し、不良を見つけた場合は原因を調べ、修理や取り替えをおこないます。
◎施設内の清掃排水に交じっている大きなゴミを取り除くフィルターに溜まったゴミの除去、また、施設や設備全体をきれいに保つための清掃を行います。
=================予防保全を重視した仕事の取り組み=================地域にお住いの皆さんが安心して毎日水を利用できるよう、当社は機器の故障停止や事故などのトラブルを未然に防止し、処理施設の機能を十分に発揮できるよう、定期的な保守点検を行っています。
施設の劣化状態に合わせた保守点検やメンテナンス計画を作成するほか、排水処理施設の長期安定的な稼働=長寿命化を実現するために、設備の診断から洗浄、補修工事、オーバーホールまで手掛けています。