大手自動車部品メーカーの工場における様々な工程を考えて設計する仕事(生産技術)モノを設計するのではなく、モノが作られる工程を設計する仕事と言えます。
◆仕事の流れの一例新規製品の設計上の仕様の把握と、量産化に向けた仕様の検討、変更。
→不良の出にくい製品となるよう、設計部署と仕様を決定します。
▼工場内設備の仕様の把握と新規設備の仕様作成。
→実際に工場内の設備を見て、作業者の意見も反映。
▼工程レイアウトの検討と図面の作成。
→省スペースで効率的なレイアウトを作れるかがポイントです。
▼工作図(製品の作り方)の作成。
→見やすくて分かりやすい図面を作れるかが、腕の見せ所。
▼工程整備計画の作成と遂行。
→期日まで、無理のないスケジュールの作成が必要です。
▼設備メーカーとの仕様打ち合わせ、設備図面の確認、進捗管理、完成後の動作確認。
→設備が徐々に現実の形となっていき、充実感を感じられます。
▼設備搬入前の工事準備、立ち会い、安全管理。
→安全に進めるための、事前準備が大切。
▼搬入後の動作確認と不具合解消。
→先輩や製造部、品証部など各部署との連携が必要です。
▼製造関係者や設備保全部門への操作・管理説明。
→説明する時は講師のような立場になります。
▼製造ラインにおける不具合や問題、やりにくさなどのデータ抽出・資料作成・検証・改善。
→さらに改善を繰り返し、より良い製造ラインを作り上げます。
◆技術者として成長した証に、その技術力・人間力が認められ、勤務先の大手自動車部品メーカーへ転籍となった人もいます。