印刷するための版(円柱のハンコのよう)を製造し、商品パッケージを印刷する仕事。
▼まずは印刷するための版の作成から。
【A】
鉄の円柱(シリンダー)に銅メッキを施し、表面を研磨。
ピカピカにします。
【B】
デザインデータとシリンダーを彫刻機械にセットし、スイッチON。
ダイアモンドの針でデザインどおりに凹みを付けます。
【C】
シリンダーにクロムメッキ加工をし、印刷工程へ。
クロムメッキ加工をすることで強度が増し、何万回刷っても
デザインが劣化しにくく、長持ちする代物になります。
▼次に、グラビア印刷機を使用し、商品パッケージを印刷
【D】
全長約1mの筒状に巻かれたフィルムを印刷機にセット。
【E】
【C】
のシリンダーを印刷機にセットし、インクをつけます。
ここでの微調整が印刷の仕上がりを左右します。
初回の印刷の時(試し刷り)はパッケージデザインや色・形を
データ上で管理する社内のオペレーターと協力しながらインクを微調整します。
【F】
印刷機をON。
シリンダーとフィルムが高速で重なり合い始めます。
【G】
印刷済みフィルムを筒状に戻し、製袋業者(パッケージ化する会社)に送付。
◆操作方法は覚えれば簡単。
各持ち場の機長が教えます。
まずは機械を扱う心構えから伝授します。
◆私たちが刷り上げた印刷物は、コンビニのおにぎり・パンのパッケージ、
アパレルショップのバッグ等に形を変え、世の中に送り出されます。