各種金属部品の熱処理加工。
未経験からでもイチからしっかりと技術を身につけられます!炉にさまざまな大きさの金属を入れて熱します。
真っ赤になった品物を取りだし、水や油で急激に冷まし硬度を調整。
手作業でコンマ数ミリ精度の表面処理を行う仕事です。
特徴的なのは、記憶力が求めらることでしょうか。
熱処理前の状態を覚えて、加工後の状態と比較。
精度が要求されますので、正確に記憶し加工に反映させることが重要です。
また、ライン作業ではなく、一品ものの作業です。
他社で処理できなかった案件が回ってくることもあり、独自に手法を研究することもあります。
【仕事の流れは(例)】
◎品物の受入れ検査
▼◎段取り仕様書と届いた金属部材を照合しながらチェック、加工の手順を考えます。
▼◎焼き入れ高温で熱して水や油に入れて冷やすなどして、金属を固くします。
▼◎焼き戻し要求硬度に合わせて、硬度調整します。
材質と温度の関係がとても重要です。
一連の工程を行うことで硬度、耐摩耗性が高まります。
その後、硬度チェックと表面処理、ゆがみ取りをして出荷します。
炉での作業は危険が伴いますので、未経験の方は少しずつ覚えていってください。
部品は金属製ですので、取扱いには体力を使う場面もあります。
一人前になるためには5年位かかります。
私たちの仕事は機械化が難しいこともあり、腕がモノをいうプロフェッショナルな仕事です。
それだけにすぐにはマスターできませんが、じっくりと時間をかけて覚えていけば、一生ものの技術が身につきます。
仕事に慣れてくれば、素材の理解が備わっていきます。
▼形を見ただけで「これなら割れるかもしれない」「これはここまで硬くならない」など、化学的なことまで理解できるようになります。
▼知識と経験を身につけたら、現場のリーダーとして後輩育成をお願いします。
▼将来は工場長として工場全体を見ていただき、加工に必要な薬品の注文、中堅・新人メンバーの育成など、当社の成長にあなたの力を発揮してください。