工事に伴う防音壁の設置・撤去の現場管理/公共工事メインのため、工事は平日の昼間が基本。
工事についての折衝や打ち合わせはゼネコンの担当者の方と行います。
実際に工事の段取りや指示は現場の職人さんとやりとりを行います。
取引先からの依頼があった時点で、全体の工期は大まかに決まっています。
工事を行うにあたって多くの業者が関わるため、各業者との兼ね合いを含めていつ・どのタイミングで防音壁を設置するかをゼネコンと打ち合わせます。
現場では、様々な業者が同時進行で作業をしています。
そのため、例えば資材業者の重機が入るときには入口付近で防音壁の工事ができないなどの制約が出てきます。
搬入タイミングをずらす必要がありますが、遅れすぎると騒音トラブルに繋がる可能性も増えるため様々な部分を加味して工期を調整していきます。
日程が決まったら現場の親方宛に伝え、現場の方への伝達をお願いします。
ゼネコンと現場のパイプ役として、要望をいかに噛み砕いて現場に伝えるかがキモの仕事です。
※全体の2割程度は事務作業もあります。
【入社後は…】
まずは現場で必要な資格を取得してもらいます。
これは座学1~2日の講習と小テストで取得できる難易度の低いものですが労働安全衛生法で定められた国家資格のため取得は必須です。
その後は1ヵ月程度、先輩と一緒に現場の雰囲気を知るために見学などを行い、慣れてきたら徐々に現場に入っていきます。
【この仕事の大変なところ】
屋外での工事のため天候の影響を受けやすく、実現不可能な工期スケジュールになる場合も。
例えば梅雨の時期は、工事日程が頻繁に変更され、2~3ヵ月遅れることもあります。
せっかくお願いしていた親方に日程変更の連絡をしなければならないこともありますが親方などの信頼関係が築けていれば「お前も大変だな」と理解してもらえます。
日頃からコミュニケーションをしっかり取っておくことが、仕事の重要なポイントです。
【工期・工事内容などの実例】
[発注元]首都高速道路株式会社[案件]高速横浜環状北西線シールドトンネル内防音壁[期間]2016年10月~2017年3月※2016年12月時点で防音壁設置が約半数完了し、2017年2月より残りの設置工事に入ります。