【技術を身に付ける。
この道のプロフェッショナルとして活躍する。
】
耐震・改修設計に先駆けた建物調査公共施設・学校教育施設・医療福祉施設・官公庁舎・集合住宅など月間4~5件の現地調査に赴いてください。
一件難しそうですが、マニュアル化されているので用語や手順を覚えれば大丈夫。
詳細な仕事の内容や流れから全て丁寧に教えます。
3ヶ月のOJT(マンツーマン)で基本的な業務が身に付くでしょう。
鉄骨か鉄筋コンクリートか構造によって調査は異なり、以下、鉄筋コンクリートの場合について簡単に紹介します。
((予備調査))建物の概要、図面の有無、建築物の履歴、現地調査ができるかどうかを調査し、できる場合は現地調査の内容を設定。
例えば、図面に沿って各階ごとに柱の断面、壁の開口形状などを調査します。
図面が無い場合は、全部材の調査が基本です。
((配筋調査))各工期ごと各階の柱、梁、耐震壁を対象に必要数を調査します。
((一次調査))予備調査による内容を現地にて確認します。
建物の内外に見られるひび割れ、鉄筋の腐食状況を目視。
傾斜や沈み込みが見られた場合は実測し、必要に応じて写真撮影を行います。
((二次調査))構造亀裂、変形、変質、老朽化に着目して、部材の健全性を損なう現象を3ランクに分類し、現地にてチェック。
著しく悪い、悪い、やや悪いに対応するごく大まかな判断によります。
減点表を集計し、診断計算に用いる経年指標とします。
構造体に重要な影響を与えるようなひび割れが多い場合は、耐震診断とは別途に詳細なひび割れ調査を行いましょう。
((コンクリートの強度試験・中性化深さ試験))各階の耐震壁などからコンクリートを幾つか採取して耐震診断計算を行います。
((耐力度測定(学校建物の耐力度測定)))公立学校は建物の構造耐力、経年による耐力低下、立地条件による影響の3点の項目を総合的に調査し、建物の老朽化を評価。
●そのほか外壁、天井などの非構造体の調査もあり。
★建築・設備総合管理技術者、建築仕上診断技術者、建築設備診断技術者などの技術・資格取得も支援します。