170年以上つづく中埜酒造のお酒造り(主に日本酒)を担っていただきます。
まずは工場見学などを含め、中埜酒造がどのようにお酒造りをしているのかを理解していただきます。
お酒造りは大きく5つの工程に分かれています。
◎原料処理まずはこの工程から担当いただきます。
お米を洗う、蒸す工程です。
20種類ほどのお米の品種から、造るお酒に合わせて選び、削り具合を調整します。
油やたんぱく質などを取り除き、混じりっ気のないでんぷんだけで造ったお酒が大吟醸になる、という具合です。
▼◎麹を造る蒸したお米に麹菌を振りかけ、2晩ほど寝かせてお米を分解する酵素を造ります。
温度管理は機械で行い、細かな調整は人の手で行います。
▼◎お酒のもとを造る酒母(しゅぼ)と呼ばれるお酒のもとを造ります。
蒸したお米と麹、水、酵母を合わせて発酵を促します。
1ミリリットル中に1億個~2億個が目安だと言われています。
科学的に分析をしながら、基準値に達していれば仕込みへ。
▼◎仕込み蒸したお米と麹をタンクに仕込みます。
3段仕込みと言って3回に分けて仕込むことで、少しずつ酵母を増やしながら発酵させていきます。
▼◎布でこす仕込みあがったもろみを、布でこす作業。
まだ白いお酒を布でこすことで透明なお酒になります。
搾ると雑味が出てくるため、出始めと終わりを除いた真ん中あたりが一番おいしいお酒です。