電力会社の委託による配電線・送電線の保守業務。
地権調査、樹木伐採許諾折衝、樹木伐採現場監理ほか樹木の成長や倒木等による送・配電線の損傷を回避するための保守・管理業務。
「地域の人々が、日々当たり前に電気が使える環境」を守る仕事です。
■地権調査電線を損傷する恐れのある樹木を伐採するには、当然地権者の許諾が必要です。
しかし、特に山間地などは地権者がわからないケースも多く、その場合は役場での確認や周辺の聞き込み等による調査を行います。
■樹木伐採許諾折衝地権者がわかったら、樹木の伐採許諾をいただきます。
電力会社と取り決めた一定のルールの中で、誠実に地権者の方と折衝します。
樹木は成長しますので、数年に一度の継続的なケアが必要になります。
従って、地権者の方との長年にわたる信頼構築が重要です。
■樹木伐採現場監理伐採許諾を得たら、建設・造園業の技能者の方に依頼して伐採開始です。
そこではスケジュール管理や業務管理、地権者や周辺住民の方とのパイプ役など、現場代理人として監理業務を行います。
※現場代理人となるには3年の実務経験が必要です。
従ってそれまでは調査・折衝業務を主に行い、現場では現場代理人の補助に当たります。
※作業を委託する企業・技能者の方々との信頼関係づくりも大切です。
※基本的に、地域ごとに担当を割り振ります。
時間はかかりますが、担当地域の人間関係づくりや土地・樹木の状況を把握することが、長期的な保守計画づくりにも活かされる、息の長い仕事です。