日立事業所(茨城県日立市)内または納入先やクライアント先で行う「粒子線がん治療システム」における各機器及び全体システムの品質保証
【粒子線がん治療システムとは】
放射線を用いた「がん治療装置」のなかでも、粒子線を使う先進的な治療システムです。
粒子線(陽子線や炭素線)を患部に集中的に照射するために、加速器をはじめ様々な先端機器で構成された大型のシステムになります。
設置面積もビルの30m×100mで4階建てに匹敵するエリアに設置する極めて大規模な装置です。
【具体的な仕事内容】
この巨大な装置からミリ単位のがん細胞に正確に照射するには、クライアント先(主に大病院)に設置した装置の試運転業務が不可欠です。
多くの機器の電気的・機械的なチェックをし、制御系に繋ぎ、試験を行います。
最終的にはシステム全体を稼働させ、評価まで行います。
出張先(国内及び海外先進国の大都市)での業務なので、数ヵ月~1年以上の長期出張になります。
主に現地試運転業務に従事。
試運転業務は、20名程度のチームで行います。
納品前に日立事業所内で試験も発生します。
粒子線がん治療システム装置のプロに育成粒子線がん治療システムは、最先端技術が結集されたシステムだけに、一朝一夕に検査スキルが身に付くものではありません。
そのため、入社後は、基本的な教育をした後、現地にて経験者とペアとなり、実試験を通じてスキルを磨いていただきます。
実際、転職して入社2年で調整や試験を一人で実施し、活躍中の社員もいます。