工作機械のメンテナンスやカスタマイズ。
古今東西の工作機械を何でも扱います。
古い工作機械の分解・洗浄・修理・塗装・組立・検査を行います。
ベテランは1人で1台丸ごと扱いますが、大抵はバラしたパーツ毎に担当を決め、1ヶ月ほどかけてみんなで作業します。
また、せっかくバラすわけですから、単なる修理で終わるのではなく、お客様の要望に応じてカスタマイズすることもあります。
カスタマイズするのは研削盤などの工作機械が中心。
60年前の機械でも、基本の構造は同じなので、既に説明書もない機械でも、基本を熟知していれば対応は可能。
例えば先日も2台の古い機械の修理を行った際、1台は油圧制御を電気制御に入れ替えましたが、1台はお客様の要望でオリジナルのまま納品しました。
他にも使う人の視点で考え、使い勝手の良いよう工夫することが多々あります。
このように工作機械なら年代もメーカーも問わず何でも対応できるのは、とにかく基本を熟知しているから。
現在は対応している測定器がないような場合でも、例えば“キサゲ”による「三面摺り」の思想などを用いれば対応可能。
もちろん一朝一夕に身に付く技術ではありませんが、だからこそ、10年、20年後には、自分にしかできない仕事を実感できます。