数年後に納品を控える新製品の完成に向けて、試作~量産までの一連の流れを構築して頂くことからスタート。
基本的にお任せするのは、NC旋盤とマシニングセンタでの加工業務になります。
扱う素材は、主に鉄・ステンレスです。
近藤製作所全体では自動車、ガス器具、医療機器等に使用される部品を製造していますが、今回あなたにメインでお任せするのは、大手自動車メーカーより依頼を受けた案件になります。
まだこの案件は、製造工程も全体的に整備できていないのが現状です。
数年後に控える量産体制に向けて、あなたにはその生産工程全般の構築もお願い出来ればと思っています。
生産工程の構築といっても、「生産技術」レベルでのプロセス開発の知識までは求めていません。
また扱う素材は「難削材」となるため、素材理解がないと製造工程を構築していく上で大きなハードルとなり得ることでしょう。
ですから、まず素材の勉強から始めて頂くこともあります。
規格は「SUS316」。
ご存知の方も多いと思いますが、ステンレス鋼材です。
これまでにご経験された切削加工技術をもとに、加工プログラムを組んで頂くことからスタート。
その後、納品に至るまでに必要な工程等を私たちとイチから構築していきましょう。
主には当社の生産本部長である宝井があなたと一緒に動く予定です。
検品時に不具合を確認する方法や切削を行う際の注意点等、決めなければいけないことはたくさんあります。
先を見据えた段取りを考えて、スケジュールを組んでいきましょう。