プラスチックの樹脂製造機器および金型のメンテナンス業務◆樹脂製造機器◆《射出成形機》金型を使用し、プラスチックを成形する機器です。
油圧機と電動機の2タイプ存在します。
油圧機は油のパッキンの交換。
電動機は年に1回のメーカー点検の依頼をお願いします。
また、どちらの機器もプラスチックを溶かすために用いるシリンダーやスクリューが汚れてしまいます。
溶かした樹脂が熱で劣化し、黒くこびりついてしまうのです。
定期的に部品を外し、清掃をお願いします。
3ヶ月から半年に1回程度のサイクルです。
清掃時に寸法を測った際に、0.1mmでもシリンダーやスクリューが減っていた場合は交換となります。
《温度調節器》成形機に用いる金型の温度を一定に保つ機器です。
エラーメッセージが表示された際には、機器に取り付けてあるタンク内の「浮き」の汚れを清掃します。
《乾燥機》プラスチックの材料となる樹脂を乾燥させる機器です。
定期的にフィルターの交換が必要です。
《取り出し機》成形したプラスチックを取り出すための機器です。
可動部に油を塗り、スムーズに動くようグリスアップします。
◆金型◆プラスチックが溶ける際に発生するガスは金型にこびり付き、汚れの原因となります。
下記の方法で清掃が必要です。
・点検整備
金型の摺動部を念入りに、手動と目視により不具合の確認・オーバーホール
金型を分解し、全てのパーツを清掃しますまた、生産途中に金型が壊れてしまった際には、修理業務を行います。
中には、壊れやすい金型もあり、月ごとにメンテナンス回数や壊れた数をモニタリングして、特定しています。
金型の構造や素材を変えるなど、改善に努めていきます。